3つの設定フォルダと Codex の会話を、1画面に並べたい。社長秘書「HIROKI OS」を1日で作って、わざと残した未検証
会話は増えるのに、どれが自分の返事待ちなのか分からなくなった。だから案件ごとに1画面へ並べる操縦席を作り始めました。
Claude Code を、設定フォルダ3つ(契約は2つ)で同時に使っています。そこに Codex も加わる。ある日ふと、「いま自分の返事を待っている会話は、どれだ?」に、すぐ答えられなくなっていました。
会話は案件ごとに別の窓に散らばっています。返事待ちのまま半日止まっているものがあっても、窓を1つずつ開くまで分からない。これは困る、と思って作り始めたのが、自分用の道具「HIROKI OS」です。
この記事は、作り始めた 2026-10-15 に書いています。まだ作り途中なので、できていることとまだ確かめていないことを、わけて書きます。
1何を作っているか
やりたいことは3つです。
- 案件ごとに、動いている会話を1画面に並べる(Claude の3つの設定フォルダと Codex を、まとめて)
- 「開く」を押すと、その会話の窓が前に出る
- 「指示を出す」から、文を書いて会話に届ける
左のメニューは4つ。ダッシュボード、指示の履歴、やること、アイデアです。ダッシュボードには、数字のカードとグラフ3つ、返事待ちの一覧、全案件の表を置きました。見た目は、SaaS風で Apple 風の、静かな業務ツールを狙っています。
21日で50回コミットした
設計書を書いたのが 10-15 の 01:08。そこから、見本の画面(本物のデータを読まない1枚のHTML)を作り、検査し、作り直し、本物のサーバーにつなぐまでを同じ日にやりました。コミット履歴を数えると50件(自動バックアップの分を含む)。全部 10-15 の日付です。
本物を作る前に、見本を作りました。見本の途中で「SaaS っぽくしたいって言ってるでしょ」「ここが操縦席なんだから」と言われて、数字のカード、グラフ、返事待ちの横並びのカードに作り直しています。見本に厳しい採点役をつけたら 60 点。その減点を直してから、本物を作りました。
3本物にしたら、すぐ壊れた
見本では動いていたものが、本物のデータにつなぐと、3か所で壊れました。
- Codex の会話が0件になった。 Codex の記録(SQLite)を読み取り専用(
mode=ro)で開こうとして、開けていませんでした。immutable=1で開き直す形に変えて、13会話(11案件)が見えるようになりました - Dock から起動すると、claude が見つからない。 Dock から開いたアプリには、
/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbinしか道が通っていません。ターミナルで試すと動くので、気づくのが遅れました。コマンドを探して絶対パスで呼ぶ形に直しています - 使用量の窓口が 429 を返した。 使用量を読む窓口を続けて叩くと断られます。読むのは5分に1回までに間引きました
本物(Dock と同じ環境で起動)につないだ結果。直す前と後
| 見たもの | 直す前 | 直した後(10-15 09:30) |
|---|---|---|
| Codex の会話 | 0件 | ◎13会話(11案件) |
| Dock 起動での Claude | claude が見つからず取れない | ◎取れる(開いている会話26・返事待ち4) |
| 並んだ案件 | — | ◎32案件・案件に入らない会話21 |
4「指示を出す」は、思ったより素直ではなかった
一番試したかったのが、会話に文を届けるところです。実際にやってみて分かったことは、こうです。
窓をまだ開いていない会話なら、入力欄に文が入ります(送信はされない)。でも、すでに開いている会話には入りません。さらに、文だけを URI で渡すと、狙った窓ではなくいちばん前にある窓に届きます。別の案件の窓に入りかけたのを見て、背筋が冷えました。
なので、指示の文は必ずクリップボードにもコピーする作りにしました。入っていなければ ⌘V で貼れます。完全な自動ではなく、取りこぼしても事故にならない形です。
5測った数字
- 単体の検査: 108件、本物の claude / codex は呼ばない作り
- 画面の検査: 54項目で失敗0、9つの画面の幅(タブレット縦の 744 を含む)
- 起動: サーバーが起きるまで 約0.6秒(.app を作り直す前の測定。作り直した後の Dock からの起動は、まだ測っていません)
- 本物の画面に厳しい採点役が付けた点は 36 点。減点21項目を全部直して、いまの数字になっています
6正直に言うと、まだ分からないこと
本物の Dock の押下で、直した後の動きを測り直せていません。 アプリを作り直すと、macOS が「書類フォルダへのアクセス」の確認を出します。許可するまで起動が止まるので、検査の最中は許可しませんでした。いま動いている画面は、Dock と同じ環境で手で起動したものです。
ほかにも、確かめていないことがあります。
- Codex に送った伝言が、Codex の窓に実際に出るところ(キューには欠けずに入るところまでは確認)
- Codex の窓を、会話の指定で前に出せるか
- アイデアを Codex でアプリにした時の最初のコミットを、サーバーが自動で残す経路。手で呼んだ時と、一時の git での検査は通りましたが、実際の流れでは通していません
- 「いま自分の番」かどうかの判定の当たり率。今回は範囲の外にしました
この記事を書いた人
NextCode(沖縄県宜野湾市)は、iOSアプリ・ホームページ/LP・NFCデジタル名刺・AI業務自動化を作っている開発スタジオです。ここで書いているのは、実際に作って公開したものと、その過程で詰まったことだけです。
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