1980年代初期 ・ 日本(国際規格として欧州・南米・中東でも普及)
MSX
1983 ・ アスキー・マイクロソフト共同規格(実機は松下・ソニー・三洋等14社超が製造)
基本情報
- 発売年: 1983年6月27日(規格発表)/ 同年秋以降各社から発売
- メーカー: アスキー・マイクロソフト共同規格(実機は松下・ソニー・三洋等14社超が製造)
- 国: 日本(国際規格として欧州・南米・中東でも普及)
- CPU: Zilog Z80A @ 3.58 MHz
技術詳細
- RAM: 8KB〜64KB(機種による)
- グラフィックス: TMS9918系VDPチップ、256×192ピクセル
- 媒体: カートリッジ + カセットテープ + フロッピー(上位機)
- 特徴: 統一規格によりメーカーを超えたソフト互換性を実現
代表ゲーム
グラディウス、メタルギア(コナミの原点)、ロマンシア、夢大陸アドベンチャー
歴史的背景
MSXは、「ホームコンピュータの共通規格を作る」というマイクロソフト(西和彦氏主導)とアスキーの野心的プロジェクトでした。松下、ソニー、三洋、日立など日本の家電大手が一斉に参入し、VHS対ベータのような規格争いを避けた業界初の試みとして注目を集めました。
日本国内ではファミコンの後塵を拝しましたが、スペイン・オランダ・ブラジル・中東など海外市場で独自の人気を獲得。コナミの「メタルギア」はMSX版がシリーズの原点であり、小島秀夫監督のキャリア出発点としても知られます。
うんちく
- MSX2(1985年)以降は256色中16色同時表示など大幅強化され、末期まで進化を続けた
- ブラジルではGradiente社・Sharp社が独自にMSXを長期展開し、1990年代まで販売継続
- 統一規格思想は後年のAndroidやUSBのような「業界標準化」の先駆的試みと評価される