作品ページのほうが、アプリより先に進んでいた
作品ページは、書いた日のまま止まる。アプリのほうは、そのあとも変わり続ける。
このサイトには作品が126件載っています。1件ずつ、何ができるか、どんな技術で作ったかを書いた紹介ページがある。
9月23日、ブログを1週間分まとめて書くために、作品のコードを読み直しました。記事の数字は、実装かコミットに根拠があるものしか書かない決まりにしているので、書く前に必ず読みます。
そうしたら、作品ページのほうが間違っていた。1件ではなく、その日1日で11作品。
1見つかったもののうち4件
作品ページに書いていたことと、コードにあったこと(2026-09-23 に照合)
| 作品 | 作品ページの記述 | 実装 |
|---|---|---|
| かそくおん | 車載ブラウザで動くWebアプリ。0-100タイマー付き | ◎iPhoneアプリの試作。タイマーは無い |
| わりどく | oz/パック対応。買い切り¥250 | ◎ozは無く単位は8種類。v1.0は全機能無料 |
| NFC CARD TOOL | SNSプリセット30種以上 | ◎数えると26種 |
| AI証明写真 | 合言葉が違うとPDFを402で断る | ◎無いと402、違うと403 |
AI証明写真の件は、エラーの番号が1つ違うだけです。利用者から見て困ることはほぼ無い。でも残りの3件は、読んだ人が「できる」と思って来たら、できないことが書いてありました。
2ずれ方には、型が3つあった
11作品ぶんを並べてみると、ずれ方は3種類に分かれました。
1つめは、計画を先に書いた型。 かそくおんがそうです。企画会議の議事録には、音色を10種類、0-100タイマーを右上に、と書いてあった。作品ページの記述は、その議事録とほぼ同じ中身でした。実際に試作に入ったのは音色4つ、タイマーはまだ無い。「作る予定のもの」が「できたもの」の顔をして並んでいました。
2つめは、あとで変わったのに直していない型。 わりどくの「買い切り¥250」は、6月7日に作品ページへ入った文言です。その10日後の6月17日、アプリのほうは審査で落ちないように課金を全部外して、無料にしています。アプリは変わった。作品ページは6月7日のまま、3か月以上そこに残っていた。
3つめは、数えずに書いた型。 NFC CARD TOOLの「30種以上」は、4月18日から載っていました。コードでSNSのプリセットを数えると26種。盛ろうとしたわけではなく、ただ数えていなかった。
3同じ間違いが、3か所にあった
直そうとして、もう1つ気づいたことがあります。
作品ページの下のほうに出る「主要機能」「技術的詳細」の欄は、作品のデータから自動で作ってデータベースに入れたものでした。元の文章が間違っていれば、写しも同じように間違っている。かそくおんでは「ブラウザ完結で機器導入ゼロ」が2回、わりどくでは「広告ゼロの買い切り」が2回、写しの中に出てきました。
作品データのファイルを直しても、データベースの写しを直さなければ、ページには古い文言が出続けます。今回は両方を直して、データベースを読み直し、誤記が0件になったのを確かめました。
これで終わりだと思っていました。ところが同じ日の午後、本番のNFC CARD TOOLのページを開いてみると、「SNS30種」がまだ10か所に出ている。午前中に「直しました」と報告したあとでした。
原因は3か所目です。作品の短い説明には、表示用に文を言い換えておく上書きのファイルが別にあって、そちらが優先される。言い換えたのは景表法で書けない語を外すためで、そのときの「30種」がそのまま残っていました。作品データを直しても、リード文・OG画像・検索結果の説明文の3つは、上書きのほうの文を出し続けていたわけです。
報告の前に、本番のページで文字を数えていれば、午前中に気づけました。
4前にも一度やっている
実はこれ、初めてではありません。8月31日、アプリ紹介のページを12本出したとき、実在しない機能を19件書いて、あとから直しています。そのときの原因は、App Storeの説明文を下敷きにしたことでした。ストアの文章は、実装より大きく書かれていることが多い。
今回は下敷きが違っただけで、形は同じです。議事録、昔の料金、数えていない数字。どれも「コードではないもの」を見て書いていた。
5直したことと、直していないこと
見つけたものは、公開の判断を待っている1作品を除いて、作品データ・データベースの写し・上書きのファイルの3か所とも実装に合わせて直し、作品ごとのOG画像も作り直しました。かそくおんは分類を「Webアプリ」から「iOSアプリ」へ、状態を「公開中」から「開発中」へ。タイトルに「音声で作る」と入っていたCADは、音声入力が無かったので「文章と絵で作る」に変えています。
直していないものもあります。かそくおんとわりどくには、それぞれ別に紹介用のサイトがあって、そちらにはまだ「10音色」「無料で2商品まで比較」と古い文言が残っている。あれは別のリポジトリなので、今回は触っていません。
6正直に言うと
126件のうち、今回コードと突き合わせたのは記事を書いた十数件だけです。そのほとんどでずれが見つかった。残りの百十件ほどのうち何件がずれているのか、分かっていません。
しかも今回見つかったのは、ブログを書こうとしたからです。記事を書かなければ、作品ページは読み直されない。読み直されなければ、ずれていることにも気づかない。
7まだ分からないこと
作品ページとアプリのずれを、書いた人が読み直す前に見つける方法は、まだ持っていません。
思いついているのは、作品ページに書いた機能の名前でアプリのコードを検索して、1件も当たらなければ知らせる、という仕組みくらいです。「0-100タイマー」で検索して0件なら、その時点で怪しい。ただ、言い回しが違えば当たらないし、当たったからといって動くとは限らない。これで足りるのかは、作ってみないと分かりません。
この記事を書いた人
NextCode(沖縄県宜野湾市)は、iOSアプリ・ホームページ/LP・NFCデジタル名刺・AI業務自動化を作っている開発スタジオです。ここで書いているのは、実際に作って公開したものと、その過程で詰まったことだけです。
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