1980年代初期 ・ 日本
Epoch カセットビジョン
1981 ・ エポック社
基本情報
- 発売年: 1981年7月30日
- メーカー: エポック社
- 国: 日本
- CPU: 独自設計(NEC製カスタムLSI)
技術詳細
- RAM: 極小容量(数百バイト級)
- 解像度: 低解像度・モノクロに近い限定カラー表示
- 媒体: カートリッジ式(「カセット」と呼称)
- 初期価格: ¥13,500
代表ゲーム
野球、テニス、ギャラクシアン風シューティングなど内蔵・カートリッジ計11タイトル
歴史的背景
カセットビジョンは、日本国内で初めて商業的に成功した家庭用カートリッジ交換式ゲーム機です。任天堂のファミコン登場(1983年)の2年前に発売され、当時の日本市場において「テレビゲーム=カセットビジョン」というイメージを築くほどの普及を見せました。
エポック社は元々玩具メーカーであり、Atari 2600のような海外機を参考にしつつも、日本の家庭事情(狭い居間・テレビ1台という制約)に合わせた低価格・簡易設計を志向。結果として累計45万台以上を売り上げ、日本のゲーム機文化の土台を作りました。
うんちく
- 後継機カセットビジョンJr.(1983年)は本体を大幅小型化・低価格化して再投入された
- ファミコン登場後、急速にシェアを失い、エポック社はゲーム機事業から一時撤退
- 現存する実機は少なく、日本レトロゲーム史研究では「幻の第一世代機」として扱われる