1980年代初期 ・ アメリカ
Texas Instruments TI-99/4A
1981 ・ Texas Instruments
基本情報
- 発売年: 1981年6月(TI-99/4Aとして、初代TI-99/4は1979年)
- メーカー: Texas Instruments
- 国: アメリカ
- CPU: TMS9900(16ビット)@ 3 MHz
技術詳細
- RAM: 16KB(拡張で最大より大容量化)
- 解像度: 256×192ピクセル、16色
- 音声: 3音+ノイズチャネル
- 媒体: カートリッジ(「Solid State Software」)+ カセットテープ
代表ゲーム
Parsec、Alpiner、TI Invaders、Munch Man
歴史的背景
TI-99/4Aは、世界初の16ビットCPU搭載ホームコンピュータとして登場しました。当時8ビット機が主流だった市場において先進的なスペックでしたが、Texas Instruments自身が電卓事業で培った垂直統合戦略(サードパーティのソフト・周辺機器を排除する方針)が裏目に出て、開発者コミュニティの拡大を阻害。
1983年、Commodore 64との壮絶な価格競争(いわゆる「ホームコンピュータ戦争」)に敗れ、TIは1984年にホームコンピュータ事業から完全撤退。数億ドル規模の損失を出した業界屈指の失敗例となりました。
うんちく
- Commodore創業者ジャック・トラミエルとの価格破壊戦争は業界史に残る消耗戦として語り継がれる
- Parsecは横スクロールシューティングの完成度が高く、今も一部で再評価されている
- 撤退時の在庫処分価格は$49まで下落し、投げ売り状態だった