1990年代前期 ・ アメリカ
3DO Interactive Multiplayer
1993 ・ The 3DO Company(設計)、製造はPanasonic・Sanyo・GoldStarがライセンス生産
基本情報
- 発売年: 1993年10月4日(北米)
- メーカー: The 3DO Company(設計)、製造はPanasonic・Sanyo・GoldStarがライセンス生産
- 国: アメリカ
- CPU: ARM60(32ビットRISC)@ 12.5 MHz
技術詳細
- RAM: 2MB + 1MB VRAM
- 媒体: CD-ROM
- グラフィックス: 3D対応の専用カスタムチップ
- 初期価格: $699.95(当時としては極めて高額)
代表ゲーム
Gex、Road Rash、Star Control II、Crash 'n Burn
歴史的背景
3DOは、創業者Trip Hawkins(元EA創業者)が提唱した「ライセンス型ハードウェア戦略」の象徴的機種です。3DO自身は製造を行わず、設計仕様を複数メーカーにライセンスして生産させる、いわばVHS規格のような多社展開モデルを狙いました。
しかし$699.95という破格の高価格設定が致命傷に。同時期のSNES・Genesisの倍以上の価格で、消費者にはハードルが高すぎました。技術的には先進的でしたが、価格競争でSaturn・PlayStationに完敗し、1996年には事実上市場から撤退。3DO Company自体もその後ゲームパブリッシャーへ転身しました。
うんちく
- ライセンス制のため、Panasonic版・GoldStar版など複数のブランドで同一機能のハードが並売された
- 高価格戦略の失敗例として、後年のNeo Geo AESと並んで経営学のケーススタディに使われることがある
- Trip Hawkinsはこの後3DO CompanyでArmy Menシリーズなどを手掛けた