1990年代前期 ・ オランダ
Philips CD-i
1991 ・ Philips(一部モデルはMagnavox、Goldstarもライセンス生産)
基本情報
- 発売年: 1991年(欧州)/ 1992年(北米)
- メーカー: Philips(一部モデルはMagnavox、Goldstarもライセンス生産)
- 国: オランダ
- CPU: Motorola 68070 @ 15.2 MHz
技術詳細
- RAM: 1MB〜1.25MB
- 媒体: CD-ROM(最大650MB)
- 解像度: 最大768×560ピクセル相当
- コンセプト: 「家電としてのマルチメディア機」(家庭用ゲーム専用機ではない)
代表ゲーム
Hotel Mario、Link: The Faces of Evil、Zelda's Adventure(任天堂キャラのライセンス外伝、評判は芳しくない)
歴史的背景
CD-iは、Philipsが「ゲーム機」ではなく「家庭のマルチメディア端末」として売り出した異色の機種です。百科事典・音楽・教育コンテンツの再生機としての側面が強く、ゲームは後付け的な位置づけでした。任天堂とのCD-ROM周辺機器共同開発が破談した際の技術を転用し、マリオ・ゼルダの外伝タイトルが皮肉にも非公式感の強い出来でリリースされたことは有名なエピソードです。
高価格($700前後)とゲームラインナップの薄さから商業的には失敗に終わり、Philipsのコンシューマエレクトロニクス事業に大きな損失をもたらしました。
うんちく
- 「Hotel Mario」「Zelda's Adventure」は任天堂非公式監修の低品質さがネットミーム化し、2010年代以降YouTubeでカルト的な人気を得た
- 本来はビデオディスク百科事典やインタラクティブ教育ソフトの再生機として構想されていた
- 累計出荷は約100万台前後と推定され、投資額に対し大幅な赤字を計上