1980年代初期 ・ アメリカ
Atari 2600
1977 ・ Atari, Inc.
基本情報
- 発売年: 1977年9月(北米)
- メーカー: Atari, Inc.
- 国: アメリカ
- CPU: MOS Technology 6507 @ 1.19 MHz
技術詳細
- RAM: 128バイト(当時としては革新的な制約)
- 解像度: 160×192ピクセル(NTSC)
- 音声: 単純なビープ音
- 初期価格: $189.95(現在価値で約101万円)
代表ゲーム
- Space Invaders(1980)- 「キラーアプリケーション」として2600の販売を加速
- Pac-Man - 800万本超売上(アーケード版ほどではないが大ヒット)
- Adventure(1980)- 業界初のアクション・アドベンチャーゲーム
- Pitfall!(1982)
市場規模
- 生涯出荷台数: 約3,000万台
- 生産期間: 1977〜1992年(15年超の長寿命)
歴史的背景
Atari 2600はビデオゲーム産業の第二世代コンソールを象徴する機種。Fairchild Channel Fの後に登場し、圧倒的に単純なマイクロプロセッサ(わずか128バイトのRAM)という制約下で、ゲームデザイナーの創意工夫を最大限引き出しました。Space Invadersのアーケード移植版は爆発的ヒットとなり、「ゲーム機を買うためにゲームがある」という市場構造を確立。
一方、第一次ビデオゲーム大破局(1983)では、ライセンス不可ゲーム・粗悪品の氾濫により、家庭用ゲーム市場全体が崩壊危機に瀕した主犯。回復は後のNintendo Famicomが担った。
うんちく
- 搭載チップはわずか3.58MHzで、同時代のApple IIの遅い世代
- RAM 128バイトの制約は、プログラマーの工夫を促進(バンク切り替え・プログラムコード自体をレジスタとして活用)
- Space Invaders移植版は、アーケード版と異なる「行スキャン方式」でスクリーン全体を書き直すアルゴリズムを導入