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開発風景

毎日ひらく理由を、ゲームの中に作れるか ―「くくる」を出した日の話

毎日ひらく理由を、ゲームの中に作れるか ―「くくる」を出した日の話

遊ばせるのは簡単。明日また開いてもらうのが難しい。だから問題を「日付」に預けた。

ブラウザゲームを作ると、だいたい同じところで詰まります。作った本人が3日で開かなくなる。

くくるの画面

面白くないわけじゃないんです。ただ、開く理由がない。

「くくる」は、そこだけを考えて作りました。16個の言葉が並んでいて、共通点で4つずつ4組に分ける。それだけのパズルです。

1ルールは10秒で説明できるところまで削った

遊び方の説明を書くたびに、そのゲームは負けています。読ませた時点で半分は帰る。

なので、画面に出るのは16個の言葉と、4つ選んで押すボタンだけにしました。ヘルプは一応ありますが、たぶん誰も開きません。それでいい。

難しいのは問題のほうです。「4つに分けられそうな組み合わせ」が2通り見えてしまうと、正解を選んでも納得感が出ない。逆に一発で見えると10秒で終わる。ここのさじ加減だけは、機械では決めきれませんでした。

2問題を「日付」に預けた

毎日ひらく理由をどう作るか。通知を出すか、ログインボーナスを付けるか、ランキングを置くか。どれも手垢がついているし、そもそも登録が要る。

結局、いちばん地味な方法にしました。問題を日付から決める。今日アクセスした人は、沖縄でも東京でも、全員が同じ1問を解く。

これだけで、性格が変わりました。

「いつでも遊べる」と「今日の1問」の違い

問題がランダム問題が日付で固定
やめどき無い(延々遊べる)1問で終わる
会話「面白いよ」で終わる「今日の、解けた?」になる
明日開く理由特に無い明日は別の問題がある
必要なもの登録・通知・ランキング日付だけ

1日1問しか遊べないのは、機能を減らしたというより、遊び終わりを作ったつもりでいます。終わるから、また明日になる。

3結果を貼りたい。でも答えは言いたくない

SNSに貼れる形にしたかったんですが、スクリーンショットだと答えが写ります。貼った瞬間、まだ解いていない人のその日が終わる。

そこで、リザルトは正解の中身を一切持たない絵文字のマス目にしました。何回目で当てたか、どの順に当てたかだけが並ぶ。見た人には「あ、こいつ苦戦してるな」しか伝わりません。

これは発明でもなんでもなくて、先行するデイリーパズルが見つけた形です。素直に借りました。ただ、日本語の言葉でやると、絵文字の並びから滲む「悔しさ」の質がちょっと変わる気がしています。

4登録画面を作らなかった

アカウントもメールアドレスも聞いていません。開いた瞬間に16語が並びます。

遊んでもらう前に個人情報を要求するのは、初対面で名刺の裏まで書かせるようなものだと思っていて。無料のパズルで、そこまでの信用は預かれない。

ホーム画面に置きたい人のためにPWAだけ入れてあります。置くかどうかは、何日か遊んでから決めればいい話です。

5正直に言うと、まだ分からないこと

続くかどうかは、問題の質が全部です。作問がネタ切れした瞬間に、この設計は死にます。1日1問ということは、365日分の「おっ」が要るということでもある。

そこは正直、まだ怖いところです。しばらく自分で毎日解いて、詰まらなかった日と、悔しかった日を数えてみます。数字が出たら、また書きます。

遊ぶだけなら1分もかかりません。今日の問題は、今日しかありません。

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この記事を書いた人

NextCode(沖縄県宜野湾市)は、iOSアプリ・ホームページ/LP・NFCデジタル名刺・AI業務自動化を作っている開発スタジオです。 ここで書いているのは、実際に作って公開したものと、その過程で詰まったことだけです。

お電話でも大丈夫です → 098-959-6119

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