DAY 9 / 100本ノック ― 提出は「作る」の10倍しんどい。5本を審査ラインまで一気に揃えた日

DAY 9 / 100本ノック ― 提出は「作る」の10倍しんどい。5本を審査ラインまで一気に揃えた日

アプリは1コマンドで生まれる。でも審査に出せる状態にするのは、まだ手作業だらけだった。

今日(2026-05-03)は新しいアプリを1本も作りませんでした。代わりに、すでに作った5本を『App Storeに提出できる状態』まで一気に押し上げる作業をやりました。

ここに書くのは今日やったことだけ。事実は git logapps/ 配下の実ファイルからだけ引用します。

今日わかった一番大事なこと ― 「作る」と「出せる」の間には崖がある

9本目まで new-app.mjs で量産できたので、正直『あとは審査に出すだけ』と思っていました。甘かった。アプリを1本『作る』のは3分でも、審査に『出せる状態』にするのは1本あたり半日かかる。今日はそれを5本ぶん、まとめて片付けた日になりました。

『出せる状態』に必要だったものを、今日のコミットから列挙します。

今日の作業ログ(git log 2026-05-03)

2026-05-03 のコミット(抜粋・すべて実ログ)

コミット内容
feat(asc-prep)5 apps fully prepared for App Store submission
feat(i18n)expand 5 apps to 14 languages (NFC-TOOL「世界15言語対応」parity)
feat(asc-images)4 apps Japanese slides + 5 apps English slides
docs(handoff-appstore)10 slides/app (50 total) に拡張
TDD foundation3 Next.js sites: Vitest + ESLint flat + typecheck + 73 tests
ciWeb CI workflow + Dependabot + PR template for 3 Next.js sites

14言語対応 ― 「日本語だけ」で出すのはもったいない

NFCTool が『世界15言語対応』で戦っていたので、その水準に5本を合わせました。xcstrings に14言語ぶんのローカライズを入れる作業です。ja/en/es/it は Day1 でネイティブ品質、残りは機械翻訳+レビューという構成。

なぜ14言語か。個人開発で日本市場だけを狙うと、母数が小さすぎて『数打つ』戦略が成立しないからです。100本×14言語なら、理屈上は1,400通りの入り口ができる。沖縄の自宅から、最初からグローバルに撒く。これは第1部 創業編でも書いた『地理的ハンデをなくす』の実践です。

スクショ50枚 ― App Store の第一印象は画像で決まる

5本×各10枚=50枚のスクリーンショットを、日本語スライドと英語スライドで生成しました。ここは手を抜けないところ。審査の Guideline 2.3.3(スクショが実アプリと違う)で蹴られるのは、100本ノックでは致命傷になる。だから『実際のUIに寄せたスライド』を10枚ずつ用意しました(この判断は後日、案の定リジェクトで痛い目を見ることになります)。

意外な副産物 ― Webサイト3つにテスト基盤を敷いた

今日おもしろかったのは、アプリ本体じゃなくてWebサイト側の話。carefam-site など Next.js 製のサイト3つに、Vitest + ESLint flat + typecheck で73テストを一気に敷きました。CI(GitHub Actions)+ Dependabot + PRテンプレalso。

『アプリ工場』を名乗るなら、Webの入り口(LP)も壊れちゃいけない。100本のアプリそれぞれにLPが要るなら、LP側こそテストで守らないと、量が増えた瞬間に崩壊する。今日はその予防線でした。

100本ノックについて今日思ったこと

9本作って、今日ようやく『提出』の現実を知りました。量産の本当のボトルネックは、コードを書くことじゃなくて、Appleに出せる状態にする一連の儀式だった。スクショ、メタデータ、プライバシー回答、IAP設定、規約とプライバシーポリシー ― これを1本ずつ手でやっていたら、100本なんて絶対無理。

だから次のフェーズの課題がはっきりしました。『提出の儀式』も自動化するskills/ios-appstore-submit-full.md を全自動フロー化するのが、明日以降の宿題になります。

次にやること

1. 5本のうち提出可能なものから、ASC へ順次提出

2. 提出フロー自体を『バージョン作成→ビルド→紐付け→ローカライズ→スクショ→提出』の1コマンド化

3. 6本目以降の量産を再開(提出作業と並行)

やったかどうかは、次の日記で正直に書きます。

4コマ漫画 ― 「作るは3分、出すは半日」

量産の本当の壁は、コードじゃなくて『提出の儀式』だった
量産の本当の壁は、コードじゃなくて『提出の儀式』だった

次の日記は、最初の1本が審査を通った日に書きます。5回リジェクトされる未来を、このときの僕はまだ知りません。

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