DAY 54 / 100本ノック ― 同じバグを全アプリで再発させない仕組みを作った日

DAY 54 / 100本ノック ― 同じバグを全アプリで再発させない仕組みを作った日

1本のバグを直すのは簡単。100本で二度と再発させないのが、量産の本当の技術だ。

2026-06-17、今日は『同じバグを、二度と全アプリで再発させない』仕組みを作った日です。量産をやると必ずぶつかる問題に、正面から手を打ちました。

事実はコミット履歴と apps/_qa/patterns/ からだけ引用します。

見つかったバグ ― ダークモードで入力欄が『白背景に白文字』

きっかけは1つのバグでした。ダークモードで、テキスト入力欄が白背景+白文字になって、打った文字が見えない。boxlog で見つかったのですが、調べると aishamemo / waridoku / nfc-dog-tag でも同じことが起きていた。

つまり、雛形(テンプレート)の時点でこのバグが埋まっていて、量産した全アプリに複製されていた。1本直しても、次に作るアプリでまた再発する。これが量産の怖いところです。

今日やったこと ― 直すだけじゃなく『二度と生まない』化

普通なら『各アプリで直して終わり』。でも100本ノックでは、それだと100回同じバグを踏む。だから工場のルール(CLAUDE.md の QA Growth Loop)に沿って、こう処理しました。

QAグロースループ ― バグを『スキル』に変換する4手順

手順やったこと
① 横展開修正boxlog / aishamemo / waridoku / nfc-dog-tag を一括修正
② パターン化pattern-013『TextField白背景白文字(ダークモード)』を作成
③ Lint化全アプリ横断で、このNGパターンを自動検出するlintを追加
④ 雛形に防御templates/ を直し、新規アプリは生まれた瞬間バグゼロに

肝は③と④です。lintに登録すれば、今後どのアプリでこのバグを書いても、コミット前に自動で弾かれる。そして④で雛形自体を直したので、これから量産する90本には最初からこのバグが存在しない。バグを1個、恒久的に工場から消せた、ということです。

なぜこれが『100本ノックの核心』なのか

序章で『同じ失敗を二度しない』と書きました。今日のは、まさにそれの具体例です。1本のアプリなら、バグは手で直せばいい。でも100本になると、手で直すのは破綻する。バグを『個別の不具合』じゃなく『パターン(=再発防止ルール)』として蓄積して、lintと雛形で自動的に防ぐ。この仕組みがないと、量産すればするほど品質が崩れていく。

今日で pattern は13個目。13個の『二度と踏まない地雷』が、工場の資産になりました。

100本ノックについて今日思ったこと

『iPhoneアプリを100本作ったら稼げるか?』― この問いの裏には『100本ぶんの品質を、1人で維持できるか?』という問いが隠れています。答えは『人力では無理。仕組みでしか無理』。今日はその仕組み(QAグロースループ)が、実際にバグ1個を恒久除去する形で回った日でした。

正直な現在地: 公開7本+審査/開発中が積み上がり中。派手さはないけど、こういう『土台の日』が、後で効いてくると信じています。

4コマ漫画 ― 「二度と、踏まない」

1本のバグを直すより、100本で再発させない仕組みを作る
1本のバグを直すより、100本で再発させない仕組みを作る

次の日記は、公開したアプリが1つのブランド(PET TAG)に育ち、物販LPまで生えた話を書きます。

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